単連結リストの整列 #20 面倒ごとを増やす

色々なデータに対してlsort関数で整列する例を示してきた。
しかし、データ構造への簡潔な制約とそれを扱う関数はlsortで独立したモジュールになっているが、
格納するデータに合わせた具象リストとその操作関数のまとまりと、
それを利用する利用者コードのまとまりとの分離がなされていない例ばかりだった。
当初の目的はこの二つも分離した三つのモジュールの組み合わせとすることだった。
そこで、具象化リストとその操作関数のまとまりの独立性を高めて、
リストの実装に利用している構造体のメンバに直接アクセスする等、
そういったデータ構造の詳細に立ち入ることをしなくて済む程度には、
利用者コードから隠蔽されるようにして、この両者の分離を図ってみたい。
とはいえ主眼は単連結リストの整列なので、例を示せる最低限の実装しかしないようにする。