ユーザインタフェイス考

普段使っているテキストエディタの検索機能は検索語の履歴を保持している。
検索語にはよく使うものから一回検索するのみのものまで使用頻度は様々である。
このエディタの履歴保持は使用頻度と無関係に最終使用時刻でソートされ、
最も古いものから履歴は失われていく。
そのため使用頻度の高いものを履歴から選択する機会が奪われることも多い。
履歴の入れ替え項目をLRU基準で選択するのは一般的な方法とは思うが、
履歴保持数に比べて検索語の種類が多い場合は、
LRUかつ(保持数を超える範囲も含めた)履歴上高頻度というような検索語も少なくない。
さらに、このエディタの置換機能も置換前後の語の履歴を持っており、
置換前の語の履歴は検索機能の検索語履歴と共通化されている。
履歴が共通になっていることは便利なこともあるのだが、
検索と置換では使う場面が異なっており独立していた方が良いこともある。
この共通化が履歴からの高頻度使用語の破棄の機会をさらに増やしている。