家老は老いてはいない

遺跡に潜りながらテレビのチャンネルを変えていたら何やら時代劇をやっていた。
その会津戦争のドラマの一番最後のほうだけ流し見していた。
めっちゃ気になる気になる。
いくらなんでも会津藩家老の西郷頼母が老けすぎだ。
実際にはお殿様との年齢差は五、六歳でそんなに大差のない三十代だったはずだ。
いくら大物の役者を使いたいからといってこれは無理がありすぎる。
ドラマで頼母が息子に話していたように函館戦争まで転戦し最後まで生き残り、
お殿様より長生きして20世紀初頭に没しているくらいなのだ。
戊辰戦争の辺りでは無理でも若作りさせて、
のちの頼母として老け顔で最後の締めをするとかの演出ならまだ理解できるのだが。