対応策

アプローチは大きく分けて二つある。
すなわち標準入出力経由での画像のやり取りでがんばるかすっぱりあきらめるかである。

標準入出力を使わない場合は他のチャネルを介することになる。
gnuplot側が使用でき、かつ、ある程度色々なシステムで普通に使えるものとなると、
やはり一時的なファイルを作成する方法が真っ当であろうか。
一時ファイルを作成する方法は画像データの送受信に使えるだけでなく、
Java側からプロット用データをgnuplot側に送るのにも使えるだろう。

標準入出力に固執する場合も色々な方法が考えられる。
PNG形式に替えて最後までデータを消費しないと画像を完成させられない形式に変更するとか、
PNG形式で送られてきた場合にデータが残らないようにフラッシュするとか。
標準入出力を利用する場合は原理的に意識して付けないとデータ境界が存在しない。
このことは、何らかの障害でデータが多かったり少なかったり、
余計に消費したり食べ残したりといった状況を適切に検出し対処できないと、
画像データの頭を見つけることができなくなるという問題とも関連する。
問題が発生しないときはまだマシだが、問題が発生するとリカバリーが難しくなる。
ファイルを利用する方が真っ当なのは各画像データが独立しており、
一つの画像データで起きた問題が他へ波及しにくくしやすいからでもある。