GNU Helloの実行ファイルのアーカイブを作成する準備

前回*1は出来上がった素の実行ファイルだけをWindowsに持っていった。
このhello.exeを含め必要になるかもしれないものを集めたパッケージを作ってみる。

make installを実行した後、インストール先の生成物をアーカイブすればよい。
この時Windows版の生成物を誤ってlinuxシステムにインストールしないように。
そのために、DESTDIRで一時的なインストール先を指定する。
でも本当はconfigureする時点でインストール先を指定しておいた方がよい気がする。

前回のhello-2.10.tar.gzを展開した先のconfigureやmakeを行ったディレクトリで、

$ make install DESTDIR=../outputs
$ cd ..
$ ls -CF
hello-2.10/  hello-2.10.tar.gz  outputs/
$ cd outputs/
$ find -type f
./usr/local/share/man/man1/hello.1
./usr/local/share/info/hello.info
./usr/local/share/info/dir
./usr/local/bin/hello.exe

hello.exeだけでなくmanファイルやinfoファイルも入っている。
このディレクトリをzipなり何なり好きな形式でアーカイブすればよい。

*1:2017-09-16