金星の方が隠される側

まだちょっと時期が早いが8月14日の金星食についてもstellariumで様子を見てみる。
2時30分の東の低い空の様子。下の緑のラインが地平線。

翌日に最大離角を迎える金星だが、まだ時間が早いので高度は10度ほど、
4日後に新月になる細い月の近くで明けの明星として輝いている。
少し拡大。


2時30分、2時44分、2時46分での食の開始の状況。
金星の輝きが強調されているので見えているように描画されているが、
2時46分の時点で既に金星は月に隠されていると思われる。


3時29分、3時31分、3時35分での食の終了の状況。
食の途中は月が完全無欠に金星を隠蔽するので、一般的に見るべきは開始と終了時点だろう。
この食の2日ほど前にペルセウス座流星群が極大の予定だが、
両方が一致していれば食の途中も飽きないでいられるかもしれなかったと思われ。